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ストッキングの色はどう選べばいいの?素肌に近い色を選ぶコツ

ストッキングの色選びに失敗したことのある人は意外に多いのではないでしょうか。素肌の色に近いストッキングの色はどうやって選び出すと良いのか、そのコツについて細かく見てみましょう。

 

1.ストッキングの色選びは失敗しがち

ストッキングは脚を美しく見せるためのアイテムです。特に脚の質感をコントロールすることで、より美しく魅力的に演出してくれます。それだけに、色選びを失敗してしまうとファッション全体を台無しにしてしまうことも珍しくありません。ストッキングは脚の気になる毛穴やくすみ、キズなどをカバーする役割を果たし、脚を美しく演出する効果がありますが、その色が他の部分の肌の色と合っていないと違和感となってしまうのです。ここではどんな失敗が多いのかをピックアップして紹介してみましょう。

 

1-1.脚ばかり白く浮いて見える

ストッキングの色が白っぽすぎると、脚だけがぼんやりと浮いて見えることがあります。もちろんそんなことは分かっていて白浮きしない色を選んでいるつもりなのに、気が付けば白っぽい物を選んでしまっていたと言うことが意外にあるのです。これにはいくつかの理由があります。例えば、布を共色の糸で縫おうとした時、糸を巻いたままの状態で色合わせしてはいけないと一般的に言われていますが、実は糸はたくさん集まった状態だと色が濃く見えるのです。そのため、1本に伸ばして布地と色合わせをすることが肝心になります。ストッキングにも同じような現象が起こるのです。たたんだ状態で色を見ると、はいた時より色が濃く見えるというのがこれに当たります。

つまり、重ねた状態の色を基準に色を選ぶと、どうしてもはいた時に白っぽい色に見える物を選んでしまうことになるのです。それだけではなく、薄い色はきれいに見えるという傾向もあるので、似たような色を比べた場合どうしても白っぽい方を選んでしまいがちにもなります。この見た目の白っぽさについては、日差しの強い季節に特に問題になります。光が強く当たると、ストッキングの糸の反射率によって、さらに白が強調されて見えることも少なくありません。さらに、日焼けをする季節であれば顔や腕の色が濃くなっているため、比較した時に白っぽさが際立って見えてしまうのです。

ストッキングには色番号と同時に色名が表示されています。この名前のイメージに引きずられて白っぽい色を選んでしまうということもありますから注意しましょう。やはり何らかの手段で実物の色を確認することがとても重要になるのです。そして意外に重要なのがサイズ選びです。ストッキングは伸縮性のあるものですから、ある程度はサイズにずれがあってもはけなくはありません。しかし、基本的にはサイズに余裕を持たせたものを選びましょう。小さめのサイズのものを選ぶと、普通にはけたとしてもストッキングは強く伸ばされているため、色が薄く見えてしまいます。

一方、サンプルで色を見る場合には縮んだ状態なのでやや濃い目に見えていることが多く、はいた時にイメージが異なってしまうことになりがちです。寸法にゆとりがあると、サンプルのイメージに近くなるので失敗しにくいのです。

 

1-2.色が濃すぎて老けて見える

ダークブラウンやブラック、ネイビーなど明らかに肌とは異なる濃色であればそれほど気になることはないのですが、フォーマルな場であれば基本は肌に近いものを選びます。そんな時に濃すぎる色というのは、なんとなく老けた感じを与えてしまいがちです。これはできるだけ避けたいことです。濃い色が老けて見える原因になるのは、ベースメイクの厚塗りと同じような印象になるからです。肌の色に近い濃色を選んでしまうと、肌の衰えを隠すために厚塗りしたイメージに近くなると言っても良いでしょう。特にツヤ感のない生地で濃い色にすると、老け感が強まってしまいます。

ではなぜ、濃い色のストッキングを選んでしまうのでしょう。実はパッケージに入った状態のストッキングで選んでしまうと、濃い色を選んでしまうこともあるのです。こちらの原因は、パッケージに入った状態では、ストッキングの中に白い台紙が入っていることが多く挙げられます。ストッキングだけが重なっている状態で色を見ると実際より濃く見えます。だから実際より白っぽい色を選んでしまうという失敗につながったわけですが、中に白い紙が入っていると実際より薄い色に見えてしまいます。それを実際にはいてみると、肌は白ではなく少し濃い色なのでストッキングをはいた脚も濃い色となって見えるという訳です。

このように、現物が手元にあってもパッケージの中に入っている場合色のイメージにずれが発生します。それが実際より濃く見えているのか薄く見えているのかを見極めるのはとても難しいです。ですので、後でお話しするように実際に肌に当ててみて布を引っ張って見比べてみるのがベストと言えます。

 

2.失敗を防ぐ色選びの方法

ストッキングを選ぶ際の失敗を防ぐ方法はいくつかあります。基本は現物サンプルを利用する方法ですが、メーカーがいろいろな方法でカラーチャートを提供していますので、そうしたものを利用すると便利です。また、良い色が見つかったらその情報をしっかり記録しておくことで、次にストッキングを買う時に活かせるでしょう。

 

2-1.店頭の色見本で確認する

店頭でストッキングを購入する際、サンプルがしっかり揃っているのが理想的です。まず、ストッキングに腕を通す前に、自分の生脚と腕の色を見比べて、一番近い部分の腕の色を確認しておいて下さい。次に気になった色のサンプルのストッキングを選び、一番先まで手を入れます。そして腕の内側の色あるいは、生脚と一番色が近かった部分を見て下さい。こうすることで、ストッキングの生地を通して見た自分の肌の色がわかります。脚に比べると腕の方が細いので、少し幅方向に引っ張り気味にしても良いかも知れません。腕にかかる圧力で見当をつけてみると良いでしょう。

その状態で反対側の腕と色を見比べます。特に赤味・黄味のバランスがずれていないかに注意です。色合いがOKなら、次は色の濃さを比べます。季節によって濃い色の方が良いことや、逆に白っぽい方が良いこともあるので、そこは自分の感覚で選んで下さい。またサンプルをチェックする場合、色の名前だけでチェックしないように注意が必要です。ストッキングには光沢の有無や透け感の異なるものがあります。これらが異なると、光の具合によってまったく違う色に見えることがあります。ですので、目的の商品のサンプルでチェックする場合にも、光の角度を変えて見てみるなどの工夫も必要になります。

 

2-2.ファンデーションの色を基準にする

普段メイクをしている人なら、顔色の中心となるファンデーションの色が参考になります。ファンデーションの色と言うのは、どう見せたいかと言う色でもありますので、手の色で合わせるより自然な色合いに見えることが多いです。普段使っているファンデーションの色は、それだけ自分になじんだ自然に見えるものですから、そのファンデーションとストッキングを見比べてみれば、自分に合う色のストッキングかどうかがわかりやすいです。店頭で買う場合にはファンデーションを持参して、それと見比べながら選ぶと良いです。

もちろん、しっかり化粧してストッキングを買いに出かけ、鏡の前でストッキングと見比べるというのが一番合わせやすいのですが、それも気が引けるという場合には、手の甲や腕の内側にファンデーションを塗って比べてみましょう。顔に塗った時とは少し色味が変わりますが、ファンデーションそのものを見るよりは正確です。それに液体タイプのファンデーションの場合、どこかに出さないと色を見ることもできません。その際にはくれぐれもサンプルを汚さないように注意して下さい。

 

2-3.メーカー提供のカラーチャートを参考にする

福助の公式オンラインストアでは、自分の肌の色に関して2つの質問に答えるだけでその人にぴったり合ったストッキングの色をすすめてくれる「ストッキングカラーチャート」が提供されています。質問は肌のトーンと色味についての2つだけで、データが送られることもありませんから気軽に利用できます。カラーチャートの前にはカラー別着用イメージがあって、素足と着用時の比較や色のトーンとどんな人におすすめかを掲載してくれています。現物サンプルが見られないオンラインストアでは、こうしたものを参考に色選びをしてみるのも失敗が少ないと言えるでしょう。

また、福助の公式サイトには、スマホで自分の脚を撮影することでおススメのストッキングの色を提案してくれる、「HADA Color」と言うオンラインアプリも準備されています。ダウンロードしてインストールするタイプのアプリではなく、ブラウザベースで動作するものですからスマホのメモリーを圧迫することもありません。

スマホでこのアプリにアクセスし、自分の太ももの一部を画面いっぱいのアップにして写真を撮影します。すると自動的にサイトに送信されますので、その後実際の脚と見比べて調整すれば、最も合う物をすすめてくれるのです。もちろん脚の写真と言っても部分的なアップですから、写真としてはただのベージュの四角です。個人情報につながるようなものではありませんので心配はありません。写真を送信するためなどの通信費は利用者の負担ですので、できればWiFi環境のあるところで利用すると良いでしょう。

https://fukuske.com/hadacolor/

 

まとめ

ストッキングには豊富な色があります。その中でもベージュ系は特に多いと言って良いでしょう。自分に合う色についてあらかじめ調べてからネット通販などを利用したり、店頭に出向いてサンプルに腕を通して色を合わせてから買ったりすることで失敗を防げます。自分に合う色味(赤寄り・黄寄り)とトーン(濃淡)がわかっていれば、色の名前がわからなくても色選びで失敗しないでしょう。