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タイツ選びはデニールを意識!脚が美しく見える程良い透け感とは?

タイツを選ぶ時には多くの人が、40デニールや60デニールといった数字を基準にして選んでいるはずですが、そもそもデニールとは何の単位を表しているのか知っていますか?デニールは、温かさや脚の見え方にも影響を与える単位なのです。そこで、デニールがどのように温かさや脚の見え方と関係しているのかを詳しく解説します。ぜひタイツ選びの時の参考にしてください。

1-1.デニールが表すのは糸の太さ

デニールというのは、糸の太さを表す単位のことです。タイツに使用されている糸はとても細くて柔らかい為、計測をすることは困難なのです。更に素材によっては太さは均一ではありません。そこで、糸の太さを質量で計測するという方法が編み出されました。なぜ質量から計測されることになったのかというと、同じ材質の糸は密度が一定していて、長さが違うのです。そこで、同じ長さにすることにより断面積の違いが残ります。これにより、糸の太さが分かるようになったのです。その具体的な計測方法は、9000mの糸が何gになるのかということです。9000mの重さを量った時に1gなら1デニール、同じ長さの別の糸を計った時に10gなら10デニールとなるのです。

この数字が大きければ大きいほど糸は太いということです。タイツを編む時に糸が太くなれば、生地も厚くなることを表します。デニールの数字が大きくなれば大きくなるほど厚くて防寒に適したタイツになるということです。そして、デニールという単位は全ての糸に使われているという訳ではありません。生糸(絹など)や合成繊維(ナイロンなど)に使われている計測方法です。この方法が確率されたおかげで、それまでは難しかった糸の太さを計測することができるようになったのです。タイツを購入する時には、デニールが糸の太さを表していることを意識して購入することが大切です。

 

1-2.タイツと呼ぶのは何デニールから?

意外と分からないのがストッキングとタイツのデニールの違いです。ストッキングは、どれぐらい厚くなればタイツと呼ばれるようになるのでしょう。それには、糸の太さを見ることが大切です。糸が細ければ細いほど薄い生地が、糸が太ければ太いほど厚い生地になるのです。つまり、デニールの数が小さいものをストッキング。太いものをタイツと呼びます。当社では、39デニール以下をストッキングと呼び、40デニール以上をタイツと呼んでいます。購入する時にはこの数字を参考にして購入することが大切です。

 

1-3.最高で何デニールまであるの?

タイツは、最高で何デニールまであるのでしょう。雑誌などで厚手のタイツとして紹介されているのは、110デニールぐらいまでです。110デニールというのは、厚手で全く透けて見えることはありません。さらに防寒を重視した二重構造のものもあるので、購入する際には、単にデニールの数字だけにとらわれないことも大切です。

福助の「満足」では170デニールが1番大きいタイツになるのですが、2019年秋冬より「ストッキング風裏起毛タイツ」という、表地は黒、裏地にはベージュの起毛素材を用いたタイツが登場します。表地と裏地の色を変えて裏起毛にすることにより、肌が透けているように見えます。見た目は肌が透けているように見えるので、脚が美しく見えますし、厚手なのでしっかりと防寒もしてくれます。200デニール相当のタイツ展開が始まり、これまでとは一味違うタイツを発売。厚いストッキングでは透け感を出すことが難しく、脚を細く美しく見せることがなかなか難しいことでしたが、「ストッキング風裏起毛タイツ」はそれを可能にしました。これまで以上に、寒い季節でもおしゃれを楽しむことができます。

 

2-1.目的で選ぶ最適なデニールは?

タイツを購入する時には、まず目的を絞ることが大切です。脚を細く美しく見せたいのか、それとも寒い季節の防寒対策としてなのかをじっくり考えてみましょう。目的に合ったタイツを購入することは、毎日を快適に過ごす為にも必要です。では、目的に合ったタイツを購入する時には何デニールを選べば良いのでしょうか。ここでは目的に合ったデニールについて解説します。

 

2-2.美脚に見える透け感は何デニール?

脚を美しく見せることができる効果が期待できるのは40~50デニール。この厚さのデニールなら程よい透け感が出せるので、脚を細く見せるには最適な厚さになります。これ以上の厚さになると、確かに防寒という目的としては温かいのですが、全体的に重い印象になってしまい脚が太く見えてしまいます。美脚に見せたい時には、やはり透け感が大切です。そして、美脚に見せたい時に選ぶカラーは、細さを強調したいなら黒を、肌の美しさを表現したいなら肌の色に近いベージュを選びましょう。

 

3.フォーマルな場ではけるのは何デニールまで?

冠婚葬祭などフォーマルな席ではストッキングをはくのがマナーとなっていて、タイツをはくことはたとえ色が合っていてもマナー違反になるので注意しましょう。なぜ、ストッキングは良いのにタイツは駄目なのかというと、厚手のタイツはカジュアルな分類に見られてしまうのです。秋や冬などの寒い季節であっても、肌が透けて見える黒いストッキングでないとマナー違反として見られてしまいます。葬儀であっても結婚式であってもストッキングをはくのがマナーなので、参列する時には気を付けましょう。フォーマルな席では、薄手で上品なストッキングをはくというマナーを覚えておきましょう。

では、葬儀と結婚式ではデニールに違いがあるのでしょうか。基本的に葬儀用として販売されている黒のストッキングのデニールは20デニール前後であることが多いです。ですが、すぐに葬儀用のストッキングが用意できない時もあります。その時には、ストッキングとタイツの違いで選ぶことが大切です。39デニール以下がストッキングなので、肌が透けて見えるタイプならマナー違反にはなりません。もちろん、実際にはいてみないと透け感はわかりません。はいた時に肌が透けて見えないようなら、やはり避けた方が良いでしょう。

 

そして、マナーには色も関係しています。葬儀の席では黒のストッキングを、結婚式では肌色もしくはベージュのストッキングをはくのが無難です。そして、ストッキングは伝線してしまうことがありますので、必ず予備のものを持っていくように心がけましょう。

 

4.着圧タイプなら防寒と美脚の両面をカバー

タイツに防寒と美脚の両面を求めたいというときには着圧タイプがおススメです。着圧タイプというのは、脚に適度な圧力を与えてくれるタイツのことで、足首からふくらはぎ、そして太ももにかけて最適な着圧を加えることで脚のスッキリ魅せが期待できます。

着圧タイツを選ぶ時にストッキングに近い透け感を求めるなら、40~50デニールを選ぶことが最適ですし、温かさを重視しながらもほっそりと見せたい時には80デニールを選ぶのが良いでしょう。

 

5.デニール違いをはき替えるワザ

福助の「満足」シリーズなら、25デニールから170デニールまで取り揃えているので、季節やシチュエーションに合わせてはきこなすことができます。25デニールの黒や肌色なら冠婚葬祭にはいていくこともできますし、30~40のデニールなら、程よい透け感で女性らしい細く美しい脚を演出することができます。そして、温かさを第一に考えるならより厚い170デニールを選びましょう。季節やシチュエーションによってはき替えることで毎日を快適に過ごすことにも繋がります。また、カラーバリエーションも豊富なので、メイクやファッションに合わせて様々なカラーを楽しむのも良いのではないでしょうか。

 

まとめ

タイツを選ぶ時には、デニールにこだわることが大切です。はく目的やシチュエーションを意識したデニールを選ぶことにより、毎日の生活がこれまでよりも更に快適に過ごせるようになります。そして、デニールの選び方によっては脚を細く美しく見せることもできるので、タイツを購入する時には最初にデニールを確認することを忘れないようにしましょう。